商品写真を撮るために写真をはじめてから、およそ5年。
いまだに白背景の商品写真を撮るたびに、その難しさに試行錯誤しています。

以前、某タレントさんが「白って200色あんねん」
という発言で話題になりましたが、まさにその通り。
いや、もっとあると思う。

少しの環境光やライティングの違いで、
グレーっぽくなったり、黄色っぽくなったり、青っぽくなったり、
はたまた緑っぽく見えたり。

上の写真はやや緑がかった白。
しっとりとした奥ゆかしい雰囲気が渋い植木鉢と、
植物の雰囲気によく合っていると思いませんか?

こちらも色の傾向としては上の写真によく似ていますが、
もっと青っぽく、クールでフラットな雰囲気の
スタイリッシュなイメージです。

全部白バックですが、商品一覧で並んだ時に結構違いが分かります。
その日その日の気分で微妙に違いが出ますね。

どれも違って、どれも良い。
ここ数年は、あえて色味を揃えようともしなくなりました。

統一するには外の光が入らないスタジオの中で、ストロボだけを使って撮影すればできそうですが、なんだか作業的で面白くないですよね。

植物も全部違うので、雰囲気に合っていればそれで良いと思うようになりました。


ちなみに私のおすすめの物撮りのセッティングは、こんな感じ。
・レンズは100mm前後の中望遠マクロレンズ。
・絞りはF8程度
・バッと光るストロボより、LEDの方が最初は簡単です。
他はお好みで(笑)

商品写真って、本当に奥が深いですよね。
精進あるのみです。